6/2 活動レポート — 大船渡を巡回 —

廃てんぷら油で走る”WVOやまの号”
本日のクルー…サチヨさん、ルイスさん/陸前高田・大船渡方面を走行
【大船渡市役所 総務課防災管理室】にて
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大船渡市役所 総務課防災管理室にて、他の避難所や仮設に関してお話を伺いました。
「仮設は戸数が希望者を上回っている所もあり、県も下方修正している状態。入居後の責任者などどうするかはまだ決まっていないが、大きいところでは行政から係を出すかどうかなども検討しているが未定である。大きな仮設が完成すれば避難所の状況も変わるだろう」とのこと
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【大船渡地区公民館 避難所】
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こちらの公民館では現在108名が避難をしています。
—–避難所の方にお話を伺いました
「仮設への移動はそれほどない。仮設住宅は町内では3カ所あるだけで戸数も少ない。
以前は町内全域に炊き出しと物資供給はをしていたが、6月1日から自宅で炊事ができない人で申し込みをした人にのみ炊き出しするようになった。
古着屋の”DonDonDown”が来てくれたが、まだ夏物は不足している。敷布団も実はまだ不足している。」
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【大船渡 ケアホーム 平】
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こちらではスタッフ22名、被災者の多くは仮設に移り、現在は5名のみ。
もともとグループホーム、介護サービスで5名の分は施設と一緒に炊き出ししている。
物資は市の保健福祉課から来るので困ってはいないが、今後に備え、震災初期に必要だったものを皆でリストアップして、備蓄していこうと思っている。
—-仮設についてお聞きしました
仮設は砂利道が多くシルバーカーでの移動が困難な所がある。高齢者は道路側にするなど配慮が必要。住宅担当は都市計画課、しかし、実態を知っているのは、ケアマネージャーや高齢福祉課。担当が違うので部屋割りに立ち会えず、問題が起こる。スロープの設置、デイサービスへの送り迎え、単身者が多いので孤立化の懸念など考えなければならないことは多い
地区では仮設での介護施設受け入れなどが始まっていますが、早急に対応が必要な課題もすでに多数出てきています。
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大船渡中学校 避難所】
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—-避難所の会長・平山さんにお話を伺いました
「現在は80名の避難者、あと1ヶ月くらいで閉鎖する予定。
物資は足りているが個人的はいろいろ欲しいものはある。アイロン、掃除機など何人かで使う物の要求あり。父さんに弁当をあたためて食べさせたいというお母さんから電子レンジ、殺虫剤、夏服、靴の希望がある」
「避難者自身での炊き出しはやめて、食料の配給と炊き出しボランティア、”さんさんの会”の炊き出しを利用している」
「避難所では珍しく、土足とテント。しかしテントに関して、当初100人が希望、100人が辞退した。プライベートが守られる半面、お年寄りには顔が見えない、天井が低いと不評だった。現在は5人1組で入っている」
IMG_4196.JPG「次の仮設入居は6月下旬から7月頭の予定」
「目の前に仮設があるが双方や、仮設間のコミュニケーション手段がない」
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【海の星幼稚園】
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高台にある「海の星幼稚園」。目の前にはがれきと化した街がある。
園児職員全員が無事だった。避難所から通う子供もいない。被災者もいなかった。
水道は2日前、固定電話は先週復活。
おうちからのお弁当に加え、週2回は業者の弁当給食なのでおやつにも
困っていない。今のところ子供たちの様子も大丈夫という。
奇跡的に被害のなかった幼稚園を発見。

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