北上北中学校で講演

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東北での活動と併行して、お呼びいただいた講演は基本的に全国どこへでも出向かせていただいています。なぜなら、経験したことを人々に伝えることが、未来の地球の行き末に今とても重要だと思っているからです。それらを作っていくのは、特別な誰かではなく、僕たちひとりひとりです。環境のこと、エネルギーのこと、災害のこと、生き方のこと…。大切なものは手から手へ届けて交流したい、そう思っています。

今日は岩手県北上市の北上北中学校「PTA教養講座」にて講演にお呼びいただきました。今日は授業参観の日でもあり、親御さんにもいらしていただきました。
こちらの中学校の3年生は、以前「被災地ボランティア」として釜石で汗をかいてくれたことがあります。その時に受け入れをさせていただいたのが、僕たちだったのです。うれしい再会はもちろん、エネルギーのこと、災害のこと、生きることについてお話をさせていただきました。

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なんと、校長先生とお会いして驚きました。平野憲校長先生はこちらに赴任する前は被災した釜石東中学校の校長先生をされていて、なんと過去にお会いしたことがあったのです。仮設校舎で再開されてからも、防災に関する授業でお話に招いていただいたことがありました。久しぶりの再会、さまざまな日のことがよみがえり、心に染みるものがありました。

講演のおわり。「質問はありますか?」と問いかけると…さすがに全校生徒と父兄を前にして質問の手はなかなかあがりませんでしたが、約1時間半、寒い体育館にも関わらず、背筋を正して熱心に耳を傾けてくれました。さまざまに考えることがあったようです。

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外へ出てバイオディーゼルカーを説明します。今日のために、みなさんで廃油を用意してくれていました。どれもこしてあるきれいな油、気持ちが伝わってきました。ありがとうございます! それらを生徒さんの手でバイオディーゼルカーに注入!盛り上がりました。

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学校の廊下には、3年生が被災地ボランティアを行った際のまとめが工夫して展示されていました。「3年半たった今」とあります。きっと彼らの心に、さまざまな記憶、思いが刻まれたことと思います。また継続して来ていただき、釜石で新しい生徒の皆さんにお会いできたらうれしいですね。

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帰り際、極寒の中にも関わらず最後まで残ってサインと握手を求めてきてくれた生徒さん。照れくさいですがとてもうれしい出来事でした。
わずかな時間ではありましたが、生徒、先生、ご父兄のみなさまと交流する機会となり、またパワーをいただいた一日となりました。またお会いしましょう!皆さんありがとうございました。

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